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手稲山(スキー場コース) |
登山口への公共交通機関は、週末のみロープウェイ山麓駅までの路線バス(JR北海道バス)が数本運行されています。今回登ったのは平日だったため、登山口となる手稲山ロープウェイの山麓駅まで車で向かいました。ロープウェイ駅の周辺に車を停めるスペースがありましたので、ここに車を置いて山頂を目指します。登山口付近にトイレはありません。ロープウェイが営業していれば、ここのトイレを利用することが出来るのかもしれません(未確認)。
山頂へのルートは、山頂にあるアンテナ管理用の林道を通る他に、スキー場のゲレンデやリフトの支柱に沿った管理道など複数のルートがあります。今回は、スキー場を登りました。駐車スペースの奥から、スキー場に出てゲレンデの中を登っていきます。多くの人が歩いているようで、山頂に向かって踏み跡がありますので、これをトレースしながら登っていきます。
スキー場の中程を横断する林道(アンテナ管理用の林道)を越えてしばらく進むと、足下にハクサンチドリがあちこちに見られるようになりました。この辺りでリュックいっぱいに山菜を詰めた方と出会いました。このスキー場周辺ではタケノコ(根曲がりタケ)が採れるようです。
ハクサンチドリが咲いていたところからさらに少し登ると、マイヅルソウ(写真:小さい花)が群生している所にでました。ゲレンデの真ん中には、シラネアオイ(写真:大きい花)が群生して咲いている箇所がいくつか見られます。
標高850m付近で、斜面が緩やかになったので一休み。これまで登ってきた道を振り返ると、石狩湾新港が遠くに見えるが、それより遠くは霞んでよく見えないのが残念。東方向を見ると遙か向こうに札幌ドームの屋根が光を反射して白く見えていました。
山頂方向を見るとリフトの終点や、アンテナが見えています。斜面も緩やかになって来たので、この先はすんなりと山頂まで行けそうです。ゲレンデは草が刈られているので、野の花は期待していなかったのですが、よく見るとエンレイソウ(写真:茶色い花)やサンカヨウ(写真:白い花)が咲いていました。リフト終点の手前でわずかに急傾斜になったところを登り切ると、山頂付近のアンテナ群に続く林道に出ます。市街地方向への展望は、ロープウェイ終点のこのあたりが最も開けています。
アンテナ群へ向かう道を450mほど進むと小さな神社と三角点がある山頂に到着します。 山頂では、岩の隙間にミヤマオダマキ(写真:紫の花)が咲いていました。また、山頂の広場を囲む柵の根元にウコンウツギ(写真:黄色の花)が咲いていました。山頂から市街地方向への展望はあまり開けていません。石狩湾新港方面がわずかに見えるだけです。しかし、南西方向へはすばらしい展望が開けており、余市岳や定山渓天狗岳、無意根山、烏帽子岳などを望むことができます。今回は霞んで見えませんでしたが、晴れていれば羊蹄山や樽前山を遠くに見ることも出来ます。
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