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円山 |
登山口がある大師堂へは、市営地下鉄東西線・円山公園駅3番出口から道なりに歩き、円山公園の中を通って約600mで到着します。車の場合は、北海道神宮の駐車場が登山口に近くて便利です。円山公園内にはきれいなトイレもありますので、ここで用をすましておくのがよろしいでしょう。
円山の登山ルートは、大師堂脇から登り始める「八十八ヶ所コース」と円山動物園の横から登り始める「動物園コース」の2つがあります。今回は、登りの勾配が緩やかな八十八ヶ所コースから登って、動物園コースを下りてみました。
大師堂の脇から急な斜面を九十九折りに登り始めると、円山を紹介するパンフレットなどでよく目にする大きなカツラの木が目に入ってきます。急な斜面を登り終えると、なだらかな尾根歩きになります。登山道脇には、四国88ヶ所の霊場にちなんだ観音様が並び、目を楽しませてくれます。
足下にはヒトリシズカ等の春の花が咲き、所々でエゾシマリスが顔をのぞかせていました。登山口から山頂まで展望が開けるところはほとんどありませんが、飽きることが無く、楽しく登ることが出来ます。
登山道の勾配が急になり、足下がゴツゴツし始めたら、山頂はもうすぐです。この高度差約40mの急斜面を一気に登ると、動物園コースと合流し、道はなだらかになります。この合流点から山頂までは100m程ですので、もうちょっとがんばりましょう。
山頂付近は広く、ゴツゴツとした岩場になっています。しかし、その岩がいい具合にイスとテーブルになり、休憩するには非常に都合がよくなっています。山頂からの展望は非常に良く、JRタワーや豊平川など、札幌の中心部を一望する事が出来ます。この日は空が霞んでいて良く見えませんでしたが、条件が良い日には、遠くに札幌ドームやモエレ沼公園のモエレ山も見えるそうです。また、円山山頂からの展望は東方向に開けているため、ご来光登山には最適と思われます。
帰りは、動物園の横に下りる動物園コースを下山します。動物園コースは、登ってきた八十八ヶ所コースと比べると、変化が少なくやや急勾配の登山道がダラダラと麓まで続いています。
しかし、動物園コースは登山道の変化が少ない代わりに、足下に咲いている花が多かったように思います。写真はコンロンソウ(白い花)とエンレイソウ(茶色い花)です。このほかにも、ニリンソウ・クルマバソウ・オドリコソウ・ミヤマハコベ・クサノオウなど多くの花を確認することが出来ました。
山頂から20分程で、登山道脇に動物園の緑色の金網が見え始めました。ここまで来ると道は平坦になり、登山口はもうすぐです。無事下山したら、帰りにすぐ側にある北海道神宮によっておみくじでも引いてみてはいかがでしょうか? ちなみに、私は小吉でした。
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