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瀞台



瀞台(しずかだい)へ直接繋がる登山口は4箇所あります。
 今回は北3号口(F地点)からスタートし、瀞台山頂を経由して馬追コミュニティセンター口(E地点)へ降りるルートにしました。

北3号口(F地点)の左手には、馬追名水の水汲み場があります。
 馬追名水は人気があり、多くの人がポリタンクやペットボトルを持って水を汲みに来ていました。
 空のボトルを持参して、登山用の水をここで入れるのも良いかもしれません。




水汲み場の手前に無料の駐車場があります。駐車可能台数は約20台です。
 駐車場の中に仮設のトイレが設置されています。



登山口は水汲み場のすぐ右にあります。

 『熊出没注意』の看板がありました。平成23年8月に、長沼町と千歳市の境界付近に出没したようです。
 登る際には十分注意してください。

 なお、ここは国有林ですので、歩道や広場以外への立入り・樹木の損傷・下草の採取などの行為は禁止されています。


登山道は、入り口からしばらくの間、勾配が緩やかでとても歩きやすい道が続きます。


登山道の両脇に植生する樹木には、樹種が書かれたプレートが付けられています。登り始めてから降りるまでに、29種類の樹種を確認できました。



登山口から約700mの地点で、1つめの分岐点です。右の道は、道々夕張長沼線(登山口G地点)へ繋がっています。
 今回は左側の道を進みます。


1つめの分岐点から約250m進むと沢に辿り着きます。ちなみにこの沢は「レーダーの沢」という名前があるようです。
 この地点の南側斜面を登ったところに、数年前まで航空自衛隊のレーダードームがあったので、これに由来しているのでしょうか。(現在はドームが撤去され、土台だけが残っています)

 登山道は、ここで小さなトンネルを抜けて先に続きます。
 トンネルの上には林道が横断していますが、『防衛庁(現防衛省)専用道路』なので立入禁止です。


トンネルを抜けると、登山道は北側の急な斜面にとりつきます。
 地形的には沢沿いに上がった方がラクそうに思えるのですが、登山道は急な斜面の上へ向かい、尾根付近まで続きます。


急な坂道を登り切ると、後は緩やかな道が続きます。
緩やかな道を進むと、2つめの分岐点である林道に出ます。
 1つめの分岐点と同様に、右の道は道々夕張長沼線(登山口G地点)へ、左の道が瀞台へ繋がります。


林道を約250m進むと3つめの分岐点があります。小さな看板が立っているので、ここで林道を離れ、左の登山道へ進みます。


緩やかなアップダウン越えて進むと、急な坂道になります。これを登り切ると山頂はもうすぐです。
山頂には一等三角点と、第一号の天測点があります。

 山頂付近は、長沼の街並みと平野が眺められるように、樹木が伐採されています。ただ、左右の樹が邪魔をしているため、見える角度は広くはありません。





登ってきた道とは反対の、北側の登山道を下山し、馬追コミュニティーセンター口(登山口E地点)を目指します。



1,200mほど降りてくると、4つめの分岐点となる林道に出ます。
 林道を横断し、再び遊歩道へ進むと登山口E地点へ向かい、林道を降りると馬追温泉口(登山口D地点)へと繋がります。


緩やかな遊歩道を歩き続け、沢(『蜂の沢』)を横断します。
 沢を渡る橋の一部が朽ちているので、足下に注意しましょう。


先程の沢から約250m進むと、隣の沢(『ダムの沢』)に降ります。
 沢に降りて、下流側(右側)を見ると、木々の合間から開けた景色がチラチラと見えます。でも出口はここではありません。

 遊歩道が沢の水で削られてわかりにくくなっていますが、遊歩道は沢の上流側(沢に降りて左側)に続いています。


沢を渡ると、出口(登山口E地点)はもうすぐです。
 ここで、一羽のアカゲラがしきりに鳴きながら私の周りを飛び回っていました。警戒されていたんでしょうか。
 


登山口E地点に到着です。
 登山口E地点には駐車場もトイレもありません。道路脇に、2〜3台駐められるスペースはありますが(右写真の赤枠)、長時間の駐車はしない方が良さそうです。

 この後、道路を歩いて、北3号口(登山口F地点)まで戻りました。
 道路を歩いて帰る途中、見晴らしの良い場所がありました(↓)。

 この近く(車で5分の場所)に、ながぬま温泉があるので、登山で疲れた体を癒して帰るのも良いかもしれませんね。お疲れ様でした。



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